神社の境内には,狛犬があります。
狛犬というと狐や獅子などをイメージしますが,黒沼神社の狛犬は「熊」です。
厳密にいうと「水熊」です。
それは,黒沼神社の由来と大きく関係しています。
昔,神社の辺りに「水熊」が現れ,たいそう村人たちを苦しめていました。
ご祭神である,淳仲倉太玉敷命(ぬなかくらふとたましきのみこと)は,その水熊を退治し,
村に平安がもたらされたと言われています。
ですから,黒沼神社の狛犬は,その言い伝えに関連し,水熊の狛犬になっています。
左右の水熊は,今も私たちの暮らしを見守っています。